今も大切にしている“萩本欽一さんからの言葉”
――これまで様々なバラエティ番組に携わってきた香取さんですが、大きな影響を受けた方は?
香取:僕ではなく、あえて僕らっていう言い方をするならば、「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で共演させていただいたタモリさん、明石家さんまさん、笑福亭鶴瓶さんの存在は大きいと思います。そして個人的には、欽ちゃん(萩本欽一)です。そういった大先輩方と、子供の頃からたくさんの番組を作らせてもらっているんだから、そりゃ強くもなりますよ。
いっぱい失敗もしたし、怒られた経験もたくさんあります。今と違って、昔の芸能界は怖かったですし(笑)。そんな中で、「間が悪い」とか言われたりしながら、鍛えてもらいました。
――自分が置かれていた環境のことを考えれば、強くなるのは当然だったし、強くならなければやっていけなかったと。
香取:そうですね。急に人気者になって自分たちの番組を持ったりするのとはまた違った環境でした。色んなところで適応していかなくちゃいけなかった。それは強くなります(笑)。
――影響を受けた諸先輩方の名前を挙げていただきましたが、その方々から学んだことで今でも大切にしていることはありますか?
香取:いっぱいあるけれど、萩本欽一さんから「今、慎吾ちゃんの頭に思い浮かんだことを言いなさい」と言われたことですね。欽ちゃんはこれをみんなに言っているわけではなくて、僕だからこそ言ってくれたんだと思います。「これだと面白くないかな。だったらこれを付け加えようかな……」などと頭の中で考えるくらいならば、言わない方が良いと教わりました。
――それは香取さんが何歳くらいの話ですか?
香取:18歳くらいの頃です。その欽ちゃんの言葉は今でもずっと大事にしています。逆に言うと、ちょっとでも躊躇したり、頭の中でこんがらがるようだったら言わないようにしています。
――同時に引くことも学んだということですね。萩本さんはどんな意味で、香取さんにその言葉を伝えたと思いますか?
香取:頭の中にパッと浮かんだ言葉に面白さがあると感じてくれたんだと思います。あと、言うことが危なくもないということも(笑)。僕のそんな部分を見抜いてくれたんだと思います。
――若かりし頃の香取さんはものすごく勇気づけられたでしょうね。
香取:そうですね。
「僕自身が“香取慎吾”のファン」
