「僕自身が“香取慎吾”のファン」
――萩本さんが仰るように、香取さんはバラエティ番組において押し・引きの手綱捌きが非常に上手だと感じます。
香取:簡単に言うと自己プロデュース力なんだと思います。香取慎吾をプロデュースする香取慎吾がいるというか、どこかで俯瞰して見ているんでしょうね。
僕自身、“香取慎吾はこうであって欲しい”という理想像があるんです。自分自身が香取慎吾のファンだからこそ“自分はこうあるべきだ”という確固たるものがあって。
「これならファンの皆さんが喜んでくれるし安心して見てもらえるだろうな」というのは、バラエティを作る上で大切な指標にしています。一方で“これを言う慎吾ちゃんはみんなも好きじゃないだろうな”という感覚も持ち合わせていて。
そんなに素の自分を見せなくても、意外と大丈夫なんです。SNSではカバンの中身やお部屋を公開する動画が人気じゃないですか。企画自体を否定するわけではないけど、僕はああいうのはやらないと決めています。
見えそうで見えないから、この人のことをもっと知りたくなる欲求ってあると思うんです。僕もどこかミステリアスな方が好きだし、自分もそうでありたいですね。
――「ななにー 地下ABEMA」は稲垣吾郎さん、草なぎ剛さんと定期的に顔を合わせる場所として機能していると思います。
香取:つよぽんとはbayfmのラジオ番組(ShinTsuyo POWER SPLASH)を長らく一緒にやっているからしょっちゅう話してますけど、吾郎ちゃんとはほとんどここでしか会いません(笑)。だからこそ顔が見られるとうれしいですよね。
――香取さんは過去にキャイ〜ンのお2人と一緒にレギュラー番組をやっていました。付き合いは長いですね。
香取:あまのっち(天野ひろゆき)から昨日連絡が着ました。「明日よろしくね〜」なんて言いながら終わったけど、なんで今日収録で会うのにこの人は久々に連絡してきたんだろうと思いました(笑)。
キャイ〜ンは昔からの関係だけど、EXIT、みちょぱともファミリー感が出てきたというか。「72時間ホンネテレビ」の時は3人だけで始めて、そこに力を貸してくれるゲストの方々に登場してもらいました。それからレギュラー番組が生まれて、キャイ〜ン、EXIT、みちょぱが本当に頼もしい味方となってくれました。長年収録を積み重ねると、いつの間にかファミリー感が生まれてくるんです。それもバラエティ番組の楽しいところですね。
取材・文:中山洋平
写真:You Ishii
