「人を笑わせるのって難しい。でも…」
――これまでのキャリアの中で「自分のバラエティ力が一段階上がった」と感じるきっかけとなった番組は何ですか?
草なぎ:自分のバラエティー力がなかったかなと悔しい思いをした番組はありますよ(笑)。笑福亭鶴瓶さんと一緒にやった「鶴瓶・草なぎの夢中宣言『がんばります。』」(1998年にテレビ朝日系で放送)は、3ヶ月で終わっちゃったんです。あれは悔しかったなぁ。
ただ、そんな鶴瓶さんをはじめ、タモリさん、関根勤さんなどと共演させてもらった「笑っていいとも!」(フジテレビ系)は生放送に加え、30分の後説というのがあったんですよ。
バラエティ力が鍛えられたという意味だと、「笑っていいとも!」で過ごした時間だったような気がします。今思うと、あんな経験はなかなか出来ないですよね。だってお笑いモンスターばかりに囲まれていたんだから。そういう意味だと、あの時代に、バラエティスキルは上がったんじゃないかな。
――数多くのバラエティ番組に出演する中で、どんなことを学びましたか?
草なぎ:これまで若い方たちから、同世代、大先輩と共演させてもらいましたけど、面白いことには無限の可能性があるってことですね。
極端なことを言うと「笑う」ということは、生きていく上で1番大切なものだと思っています。でも笑いのセンスはそれぞれにあって、その中で僕は、笑ってもらったり、共感してくれる瞬間を増やせたらいいと考えています。
一方で、人を笑わせるのってめちゃめちゃ難しい。笑いを提供しているバラエティ番組は、出役として大変なんです(笑)。
いつも面白いことって、どうやって作ればいいのかなと考えているんですけど、突き詰めると、見てくれるファンの人たちに幸せになって欲しいということなんです。バラエティは難しいけれど、僕は出役として元気を与えたり、(視聴者に)勇気を出してもらったり、そういうきっかけ作りができたらいいんじゃないかなって思っています。

