■軍事作戦の正当性は?「麻薬密輸対策」は大義名分
新年の夜空をオレンジに染め上げる爆撃の雨。150機余りの米軍機が急襲し、ベネズエラのマドゥロ大統領がいる軍事基地に特殊部隊が突入したアメリカの軍事作戦。拘束された大統領夫妻は就寝中だったという。
トランプ大統領は「アメリカ軍兵士は1人も犠牲にならず、アメリカ軍の装備品も1つも失われなかった」と自画自賛する一方、ニューヨーク・タイムズによると、今回のアメリカ軍の攻撃で民間人を含む少なくとも80人が死亡し、民間施設も標的になったとして極めて深刻な軍事的侵略だとベネズエラ政府は非難しているという。
トランプ大統領は、今回の軍事作戦の正当性について「非合法な独裁者マドゥロは、膨大な量の致死性違法薬物をアメリカに密輸する強大な犯罪ネットワークの首謀者だった。何十万人ものアメリカ国民が、長年にわたり彼のせいで死亡したのである。マドゥロとその妻は、間もなく我が国の司法の力を目の当たりにし、この地で裁判にかけられることになる」と主張した。
拘束された直後の写真では、手錠だけでなく、目隠しとヘッドフォンもされているマドゥロ大統領。身柄を拘束された大統領夫妻は、その後、ニューヨークの拘置所に収容された。マドゥロ大統領は6日午前2時ごろ、連邦地裁に出廷して罪状認否などが行われたが、無実を主張している。
トランプ大統領は、麻薬密輸対策を名目に軍事作戦を実行し、作戦の正当性を強調している一方で、会見では石油利権の確保の姿勢も隠していない。
1番の目的は石油利権だった?
