■投稿者やプラットフォームの責任は?
他人の投稿を許可なく性的動画に加工・投稿することについて、投稿者に法的責任はないのか。AIと著作権に詳しい出井甫弁護士によると、本件は「AI技術によるディープポルノの生成」として「肖像権侵害、著作権侵害、侮辱罪、名誉毀損罪、わいせつ物頒布等罪に問われる可能性がある」という。また、被写体が未成年の場合は児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われる可能性がある。しかし、投稿者の情報開示請求には多大な時間と費用がかかるため、実際には泣き寝入りを余儀なくされるケースが多いという。
この現状に白鳥氏は「よく芸能人の方で殺人予告をしてくる人の開示請求・裁判をやって、それで勝ったとしても、自分がかけたお金ほど戻ってこないと聞く。、やったもん勝ちになっているのが許せない」と憤った。
ではX側の責任は問われないのか。Xの規約では「露骨な性的画像などを本人の同意を得ずに共有することを禁止」などのルールを設けている。
出井弁護士は「画像加工ツール自体は価値中立的で、同意を得ずに他人の画像を加工することを意図して提供されているものではないと思われる。そのため、規約に反した投稿の行為主体はユーザーで、ただちに運営者であるX側に責任が生じるわけではないと考えられる」と説明した。
これに対し、白鳥は「生成AIの画像加工機能を出したのはX側なんでしょう。『そういうことをやったら許しません』と言ってくれたら、抑止力にもなる。きちんと責任を持ってくれたらいいのに」と、プラットフォーム側の規制の強化を求めた。
弁護士は「法律強化」や「AI教育」の重要性を提唱
