部下に送ったメッセージの内容を受けて、イラストエッセイストの犬山紙子氏は「『これはセクハラだよね』といったメッセージも送っていて、自覚した上で、“訴えたりしないでね”みたいな考えが透けて見えるメッセージだと思う」と指摘。さらに、「1000通も送れる暇があるなら、もっと仕事をしてほしかった」と厳しく批判した。

 さらに、被害者の心情に触れて「生きるための職場だから、ことを荒立てないで、自分さえ我慢すれば職を失う危険もないと泣き寝入りするケースもとても多いと思う。権力の勾配があると冗談っぽく、いなさなきゃいけない。それを真に受けて、受け止めてくれるんだと勘違いしたのではないか。ただ、頑張っていなして逃げたと思ったら、こうやって絡め取られる」と分析。

 こうしたメッセージを送られた際に声を上げるのは容易ではない。犬山氏は「本当に一昔前は、仕事相手なのにも関わらずこういうメールをしてくる人っていうのはいた。ただ、自分がその時にちゃんと怒れたかと言ったら、仕事がなくなってしまうとか周りに迷惑をかけると思って、やっぱり言い出せなかった。いなす技術が身についてしまった」と語った。

被害者へのケアの必要性についても言及
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