記者はさらに「中国が台湾を侵攻するのではないかとアメリカも発言しているが、中国を批判しながら、一方で独立しているベネズエラに対してこのような攻撃を議会の承認もなくやったのは二枚舌外交ではないかとの指摘もある。台湾有事に関してアメリカが懸念を示してきたこと以上のことを自らがやって今後アメリカが言っていることの正当性自体が問われているんじゃないかとの指摘があるが、このことはどう受け止めている?」と質問。
小泉大臣は「台湾をめぐる問題については対話により平和的に解決されることを期待する、この、我が国の従来から一貫した立場は変わりませんし、我が国は従来から自由、民主主義といった基本的な価値を尊重してまいりました。また一貫して国際社会における国際法の原則の尊重を重視してきたところです。今後ともこうした一貫した我が国の立場に基づく取り組みを進めていきたいと思います」と答えた。
記者は納得せず、さらに「アメリカが今やっていることは、これまで言ってきたことと矛盾しているとは思わない?」と追及。
小泉大臣は「今回のことについての我々日本政府の立場というのは先ほど申し上げたとおりで、もちろん国連憲章を含む国際法上の原則は尊重されなければならない、これは既に申し上げているとおりです。ただ今般の事案についてどう思うかということにつきましては、これも繰り返しになりますけれども詳細な事実関係を十分把握する立場にないことから、法的評価を含め政府としてコメントすることは差し控えるべきだと考えています」と同じ答えを繰り返してかわした。
記者はさらに「西半球に対して力による支配を進めていくとトランプ大統領はいま露骨に表明している。こうしたことへの懸念や、ヘグセス長官との面会でそのような懸念を伝えるなどの思いはあるか?」と質問。
小泉大臣は「先ほど申し上げたとおりヘグセス長官とは我が国周辺の安全保障環境のみならず広く意見交換をしたいと思いますし、今までもそうしてまいりました」としたうえで、「現実に、今政治の世界が、安全保障環境、相当動いていて、アメリカは力による平和ということを常に言っています。そして我々日本は安倍総理以降、この自由で開かれたインド太平洋戦略をアメリカとも共有をしたうえで、世界でも賛同国が次々に増えて今、このFOIP(自由で開かれたインド太平洋)この理念というものは今年で10年という節目になりますが、私はむしろこの意義が高まっているというふうに思います。自由で開かれたインド太平洋を作り上げていくうえで、アメリカの考えている力による平和、こういったものともいかに接続をして世の中に対しても説明をしながら、ともにこれからも新たな紛争、新たな戦争は起こさせないという地域づくりをしていくか、こういったことについてもしっかりと認識を一致できるようにコミュニケーションを重ねていきたいと思います」と述べた。(ABEMA NEWS)
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