■電撃解散、高市総理の思惑

高市総理 ここまでの歩み
拡大する

 このところの政局は、高市総理の“電撃解散”が発端となっている。青山氏は「今なら勝てる解散」と名付け、「今なら自民党が単独過半数を復活できると踏んだ。連立拡大で安定させる手もあったが、国民民主党が慎重だった。予算案に賛成しても、連立には慎重だったため、『大義がない』と言われるほどの無理をしてでも、解散に踏み切った」と指摘する。

 武田氏は「真珠湾解散」と命名する。「奇襲攻撃であり、だまし討ちの解散だ。1941年の真珠湾攻撃は、本来すべきアメリカへの宣戦布告が間に合わないまま行われた。高市総理は自民党内にも根回しせず、いきなり解散に打って出た」。

 そして、2005年の“郵政選挙”を引き合いに出し、「選挙で勝つためなら、ウソもつくのが自民党の政治家だ。解散の前夜、森喜朗前総理が官邸へ行き、小泉純一郎総理から『殺されてもいい』と言われたとウソをつき、それが決め手になって勝った」と回想した。

 平井氏は「早苗の早苗による早苗のための解散」と評し、「主演・監督・製作すべて高市総理で、後の人は全部脇役だ。党内に言っていなかったのはわざとで、みんな怒っているふりをしている。“ザ自民党”のような鈴木俊一幹事長が怒っても、高市総理は構わずやるというムードを作っている。麻生太郎副総裁も萩生田光一幹事長代行も、本当は知っているが、知らんぷりを演じているだけかもしれない」と推測した。

■狙いは自民で単独過半数?記録的支持率は維持できるか
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