■資産ゼロの抜け道
「資産公開」の対象にならないものとしては、現金や普通預金、未公開株、100万円を超えない美術工芸品、家族名義の資産、政治団体の資産などがある。大井氏は「普通預金は生活のために使い、出し入れが激しいため、公開対象になっていない。しかし、普通預金が5億円あっても『資産ゼロ』になる。家族名義の資産も対象でないため、車も建物も、配偶者や子ども、資産管理会社の名義にすれば、資産ゼロだ」と、現行制度が抱える課題に触れる。
報道系YouTube「SAKISIRU」主宰の新田哲史氏は、「いろいろと骨抜きしたのだろう」と推測する。また、「日本はこの30年、ゼロ金利だったため、『バレる定期預金より普通預金に入れる』となった。ただ、政治家の大半、とくに衆議院議員は、お金の出入りも多く、秘書も多いため、収支報告書を見てもカツカツだ。議員報酬以外に収入がなくて期数の浅い議員や、自民党でも世襲でなければカツカツだ」とも話す。
■「金額を報道したところで、迂回路があるから意味がない」
