しかし困った事態が発生した。年末年始あたりから、親子連れやカップルなどが100円の食べ放題のライスをシェアしはじめたという。「2人で来て、ライス食べ放題の券を1枚しか買わず、食べ放題を2人分してしまうケースがありました。ドリンクバーを1人分しか頼んでないのに2人分飲んでしまうみたいな感じ」。

 さらに「ずっと物価が上がってきているので、これ以上ルール違反されるとサービスが続けられなくなってしまう」と訴える。通常の計算なら、家賃、材料費、人件費などの諸経費を考えると、ラーメンとライス一杯でギリギリ採算が合うところを、コメ価格高騰の中でも100円食べ放題を貫いていた。

 印南さんは独立して気づいたことがあった。それはわずか10円でも利益を出すのに、どれだけ努力が必要なのかということ。その積み重ねこそがアルバイトに時給を出し、店を継続させ、家族を養うことできる。

「1月から社員やアルバイトも増えました。家族もいて養っていかなければならない。ルール違反をされてしまうとお店が潰れてしまう。そうすると、社員や家族が途方に暮れてしまう」

SNSで訴えた後、状況は変わった?
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