将棋の第11期叡王戦本戦トーナメント2回戦が1月21日、大阪府高槻市の関西将棋会館で行われ、藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、23)が千田翔太八段(31)に131手で勝利した。この結果、藤井竜王・名人は準決勝に進出。伊藤匠叡王(王座、23)への挑戦権獲得まで“あと2勝”とした。
藤井竜王・名人が、八冠復帰に向けた前進を遂げた。叡王挑戦権獲得を目指す2回戦では、千田八段と激突。振り駒で藤井竜王・名人の先手番に決まると、角換わりの出だしとなった。角換わりの出だしから腰掛け銀模様の進行となったが、藤井竜王・名人は穴熊に、後手の千田八段は右玉を採用。互いに研究範囲だったか、ハイペースで指し進められることとなった。
中盤戦以降は互いに持ち時間を投じることとなったものの、後手の千田八段は玉の囲いが薄く高いバランス感覚が求められる展開となった。流れをつかんだ藤井竜王・名人は的確に急所を攻め、リードを拡大。力強い指し回しで後手を圧倒し、勝利を飾った。
この結果、藤井竜王・名人の準決勝進出が決定。次戦では、永瀬拓矢九段(33)対 山本博志五段(29)戦の勝者と対戦する。
五番勝負の開幕局は、4月3日にシンガポールの「シンガポール日本人会」で開催されることが発表されている。外交関係樹立60周年として開催されるもので、伊藤叡王にとっては昨年9月の第73期王座戦五番勝負に続く、2度目の海外対局となる。藤井竜王・名人は“あと2勝”で挑戦権を掴み、伊藤叡王とともに海を渡ることはできるか。今後の戦いぶりからも目が離せない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





