■メンズエステで美人局被害に遭った当事者
ナカノさん(20代)は、SNSで知り合ったセラピストの女性から、事前に「いくら払うと本番ができるよ」と、裏オプションによる性的なサービスを持ちかけられていたそうだ。施術のためにマンションの1室を訪れた時も、「今回は本当にエステだけ受けに来た」と話したが、「私の方から気分が高まって誘いかけてもいいの?」と聞かれて、うやむやにしたと振り返る。
そして、「だんだん向こうが過激になって、パンツを下ろされて上から乗られた。いわゆる本番行為があった」という。自分から触ってはおらず、一方的に迫られて本番行為に。すると突然、部屋に別の女性が入ってきて、その後オーナーと称する男が登場した。
ナカノさんは、その時のやりとりを一部録音していた。「罰金になる。本番は100万〜300万円という相場がある」と話すオーナーに、ナカノさんは「僕は寝転がっただけ」と主張したが、「でも多分入れたのだろう。そもそも犯罪行為だ。例えば女の子に話を聞いたら、『無理やりやられた』。本当かもしれないし、ウソかもしれない。そういうのをやられたら、300万円になる」と迫られた。
結局ナカノさんは、禁止行為への罰金として、100万円を支払わされたという。「『実刑になるからお金を払え』。犯罪を逆手にとって、うまいことだまし取れるようになってきている実態があるのではないか」。
当時の状況を「恥ずかしながら、何度かメンズエステに行ったことがあった。中にはオプション代を払えば、施術以上のことがあるとのうわさがあり、実際に経験もした。今回はSNSでセラピストと個人的につながり、話をもらった。経験があった以上、『またあるかも』と淡い期待があった」と回想する。
■「弁護士を通した方がいいケースは多い」
