第2セット8ー4でデンソーがリードする場面。サーブには、この試合でスタメン出場を果たしたアウトサイドヒッター、石倉沙姫だ。右後方からクロス気味のジャンプサーブを放つと、次の瞬間、ボールは思わぬ軌道を描いた。なんとネットに当たって、そのまま相手コートに流れたばかりか、ちょうど相手が反応できないスペースへと落下したのだ。
このサービスエースには会場も沸き、打った本人だけでなく、チームメートも大はしゃぎ。リベロでキャプテンの川畑遥奈はガッツポーズした後、飛び跳ねながら歓喜の輪をつくり、石倉と大きなハイタッチをしてこのポイントを喜び合っていた。
この日の石倉は、攻守共に大活躍。このシーンのサーブを含めて3本のエースを決め、アタックでも10得点を挙げたほか、自身の持ち味でもあるブロックで2ポイントをゲットした。チームも3―1で好調の群馬を破ると、石倉は試合後のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)にも選出された。ただし、この日はアタックで14得点を挙げた山下晴奈も同じくPOMに選出。当初、アリーナMCの発表を前に“フライング”気味に前のめりになっていたものの、先に山下が呼ばれたことで、肩透かしを食らっていたのだ。
無事に2人目のPOMとして名前を呼ばれると、フラッシュインタビューで「POMの確信があったのでは?」と問われ、「実は(今日は)あるんじゃないかなと思っていました」と、確信犯だったことを吐露。まさに自他ともに認めるパフォーマンスを示した。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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