■強制執行の仕事

0207さん
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 2年前まで保証会社で家賃回収を担当し、何度も強制執行にも立ち会ったことがある0207(にがつ・なのか)さんは、事件について「理屈としてはありうるが、本当に起きるのか。僕も杉並区を担当して、事件現場のあたりも多く訪問した。運が良かっただけなのかと思った」と語る。

 約11年の経験を振り返り、「強制執行には、部屋で執行官が紙を貼る“催告”の日と、実際に荷物を運び出す“断行”の日がある。催告で200〜250件で、断行は150件くらい立ち会った」と明かす。

 強制執行の場において、家賃保証会社の役割は何なのか。「原告側は、誰か来なければいけない。家賃保証会社が介在する訴訟の場合、弁護士はもちろん、家主や不動産会社も現場には来ない。カギがなければ開けられないため、保証会社が行くだけの話だ。催告するのは執行官なので、見ているだけだ」。

 実は0207さん自身も、滞納者から膝蹴りされた経験があるという。とは言っても「蹴られたが、刺されたわけではない。普段はそうしたことは起きない。コンビニ店員が、常にコンビニ強盗を恐れているわけではないだろう。業務として、意識せずにだらだらとやっている」と、現場のリアルを話す。

■強制執行を受けたことがある当事者
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