■「『このまま続けば、こんな状況になる』と説明してあげることが重要」
執行官をテーマにしたドラマで監修も担当した岡本直也弁護士は、「債務者・滞納者は、精神的に混乱していて、裁判所や役所から来た封筒が、ハサミも入れずに放置されている。『いつ執行されるか』すらもわからない状況の人は多く、まずは混乱を整理してあげるしかない。『このまま続けば、こんな状況になる』と説明してあげることが重要だ」と考える。
文筆家で情報キュレーターの佐々木俊尚氏は、「社会問題として、貧困な人ほど、例えば行政の窓口がどこにあるか知らなかったりする。貧困には金銭面だけでなく、“文化的貧困”もある。コロナ禍でも支援金があっても、どこに行けばお金をもらえるのか知らない人が多かった」と指摘する。
その上で、「行政側が受け皿を作り、『ここに来て』と呼びかけるパッシブ(受け身)な支援には限界が来ている。その情報を知っている人は、まだ心に余裕がある。余裕がない人には、行政が積極的に支援を与える方向にかじを切らない限り、“無敵の人”が発生する問題はなくならないのでは」との考えを示した。
0207さんは、これに賛同しつつ、「大都市圏では『あらゆる合法的な手段を尽くしたが、ホームレスになった』は、おそらくない。生活保護費も家賃も使い込み、裁判となっても、時間さえあれば大丈夫だ」と語る。「高額な家賃の場合、お金がなければ強制執行の解除は無理だ。ただ、ホームレスにならない方法は存在するはず。強制執行までには時間がある。ネットや周囲には聞きづらいかもしれないが、福祉法人などの窓口にアクセスしてほしい」。
(『ABEMA Prime』より)
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