一時期はデビューから怒涛の5連勝を記録し、Krushのトップ戦線で活躍してきた岡嶋だが、近年は苦戦が続いていた。「昔の自分を取り戻す」と再起を期した2026年初である。対する直也は、鳥取・米子から1年11カ月ぶりの参戦となった。

 序盤から両者が前に出て打ち合う激しい展開。かつての“強打の岡嶋”を彷彿させるパンチを効かせ、開始1分30秒で最初のダウンを奪う。ABEMA解説の元K-1王者・卜部弘嵩は「岡嶋ってパンチがメチャメチャ硬い」とコメントし、かつてスパーリングで“効かされた”経験を披露。その言葉どおり、岡嶋は打ち合いに応じてパンチ主体の近距離戦を展開し、持ち前のポテンシャルを発揮した。

 2ラウンド、直也が連打で反撃に出るが、この日の岡嶋は左右の“硬いパンチ”を的確に、ゴツゴツと音を立てて当てていく。ここで生まれたのが、問題の珍シーンだ。形勢逆転を狙う直也が奇襲のバックブローを一閃。しかし、スピンする相手に再び岡嶋が右ストレートを振り抜くと、直也は空転しながら前のめりに倒れ、2度目のダウンを喫する。

 ただ、このダウンを巡り意見は錯綜。「回転した勢いで倒れただけ」に見えたファンからは「ダウンじゃねーだろ」「今のダウンか?」と疑問の声。一方で「スリップだけどダメージでふんばれてない」「フラついてる」「ダウンじゃないと思うが(取られても)しょうがない」などダメージの蓄積を考慮すれば妥当とする声も多い。さらには「ベイブレードみたいだ…」という驚きの反応まで飛び出した。

 後がない直也はローキックで最後の反撃に出るが、岡嶋は冷静に対応。相手の動きを見極め、最後も“硬い”のワンツーを叩き込みレフェリーのストップを呼び込んだ。“ハードパンチャー”のイメージを持つ岡嶋にとって、意外にもこのKO勝利は2020年9月以来、実に5年4カ月ぶり。「よっしゃー!気持ちいい!久々に倒して勝ててホッとしてます」と喜びを爆発させ、「次の試合すぐ行けます!」と早くも次戦への意欲を口にした。「あまり喋らない方がいいので終わります」と締めた勝利者マイクだったが、長年に渡って負けが込んでいた彼にとって、戦績8勝8敗と負け越しから脱出する極めて重要な一勝となった。

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