分析結果で目を引くのが、自民党の圧倒的な再生数とポジティブ判定の多さだ。伊藤氏は、この背景に政権交代による変化があると指摘する。
「明確に高市政権発足から自民党のポジネガについては反転したという状態。元々市民感情としては、与党や大政党に対しては厳しい目を持たれることが多いが、今回の自民党に関しては、高市総理が元々ネット上での発信力が強い方ということもあり、それが乗じて高市政権への評価、そして自民党への評価にも流れてきている状況になっている」。
一方、中道改革連合などの野党にはネガティブ判定が目立つ。伊藤氏はYouTube特有の傾向について言及した。
「立憲や中道に対する政策への批判動画などが多いが、そもそも注意していただきたいのが、最近のYouTubeのトレンドとしては、保守的な思想の方の動画やコンテンツが伸びやすいという傾向がある。対してリベラルというものは、量が少なかったり、批判的に発信される、それが拡散される傾向があるので、思想的なものの違いで、ポジネガの割合が変わってきていることは知っておいていただきたい」
また、自民党と連立を組む日本維新の会についても「維新は元々ポジティブもネガティブも一定だったが、やはり最近のダブル選挙、副首都構想を問うというところで、ダブル選挙についての批判的な投稿が目立つ状況だ」と、ネガティブ判定が増加している背景を説明した。
この結果を受けて中野氏は「今回、短期間で選挙をやること自体に対しては、結構ネガティブな反応が多いのかなと思った。あと政治献金の問題なども。どういう層が反応しているかというのもあるのかもしれないけど、思っている以上にポジティブだったり、中道に対する見方はすごく厳しいなという印象」とコメントした。
選挙の鍵を握る「無党派層」の動向
