■選挙の鍵を握る「無党派層」の動向
さらに、選挙の鍵を握るとされる「無党派層」の動向についての調査結果がある。選挙ドットコムとJX通信社の1月中旬実施の調査によると、支持政党がない層=無党派層の投票先として、自民党が3割を超えている。
伊藤氏は「この数字で見ると、今のところ受け皿としては自民党が選ばれる割合が多いが、他にも中道や国民民主党も1割を上回っているので、多党制と言われる中で、選択肢も広がってきている。大きな政党はある、一方で受け皿もあるという状態でどう動いていくかというのは注目ポイントだと思う」と分析する。
無党派層とネットの関係については「どちらかというとネットを使う方は政治的な趣向がそこまで強くない方。強いて挙げるなら〇〇党を応援している、みたいな方が多い。そういった方たちの関心がどこに向いているのかというのは1つ選挙を占う上でも、それが必ずしもイコール結果というのは言い過ぎだと思うが、選挙の指標にはなり得る」と述べた。
中野氏は「動画だとテキストよりも、いろいろな媒体で書かれていることとが比較しにくいところもあると思う。どちらかというと印象で投票行動とかに繋がりやすいのかなと思うし、アルゴリズムでどんどん上がってくるみたいなところで、数が多いものがより有利になる現象は無党派層に特に働きやすいのではないか」と懸念を示した。
これに伊藤氏は「おっしゃる流れは想定できる。再生数が多かったりすると『この情報は正しいのかな』という印象を与える要素もある。まずはこういった状況だということ知っていただいて、『ここは応援しているんだな』『ここは下げているのはなんでだろう』とか、冷静な目線を持って情報と向き合っていただくだけでも、だいぶ受け取り方は変わってくると考えている」と語った。
(『わたしとニュース』より)
この記事の画像一覧
