事故が起きたのは総理官邸から350メートルほど先の交差点。官邸を出てからわずかおよそ30秒後のことだった。いったいこの30秒の間に何があったのか。元宮城県警で交通事故鑑定人の佐々木尋貴氏とともに検証を試みた。

 佐々木氏は「官邸を出てから現場に行くまでの道路は一直線の道路ではない。曲がっているが、その曲がっている道路をちゃんと道なりに沿って運転している」と指摘する。

 総理官邸を出ると、事故現場まではわずか350メートルほど、見通しのいい2つの下り坂となっている。警察によれば事故の数秒前、1つ手前の交差点を通過した時点で、公用車はすでに時速100キロに到達。事故が起きるおよそ2秒前にハンドルを右におよそ45度切り、反対車線へはみ出したことがわかっている。公用車は官邸を出た後、ブレーキをかけていないことも判明している。

運転手の意識がなかったのか
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