将棋の「囲碁将棋チャンネル ALSOK杯第75期王将戦七番勝負」第3局が2月3、4の両日に東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で行われ、挑戦者・永瀬拓矢九段(33)が藤井聡太王将(竜王、名人、王位、棋聖、棋王、23)を相手に、衝撃的な“完勝”劇を演じた。解説を務めた千田翔太八段(28)は、そのあまりに圧倒的な内容に「完璧。永瀬九段の好局集があったら確実に入れたい一局」と最上級の賛辞を送った。
勝負を分けたのは、永瀬九段の深淵な研究だ。千田八段は「序盤から事前の想定をしっかり活かした完璧な内容」と断言。「簡潔にまとめるなら作戦勝ち。そのリードを、勝ちへ昇華した快勝譜」と分析した。絶対王者・藤井王将の粘り腰さえも封じ込めた指し回しに、「相対的に永瀬九段の方が序盤の想定が上回っていた。藤井王将であっても、封じ手のあたりではもうせき止められなかった」と舌を巻いた。
「新しい永瀬九段の将棋に変わったという、ひとつの象徴」




