貴重な足を奪われてしまった島民。湧川さんは「飛行機が電車感覚、タクシー感覚、そういう感覚でみんな乗る。それに乗れないっていうのは困る」と語る。

「病院に通っている方たちとかも、この日はちょっと飛行機が取れなくて行けない、というのが出てきていて。診察が遅れ気味になっている。子供たちの学校行事だったりとかも行けない」(湧川さん)

 さらに、島の主要な収入源でもある畜産業にも影響が出ている。湧川さんは「今回1月18日が(牛の)セリだった。去年から次のセリに行けないよっていう話を何名かの購買者さんがしていた」と明かす。セリの購買者が島に来られないことで、交渉価格が普段より安くなるなど影響が出たという。

 また、多良間島で2月に予定していた乳幼児健診が、検査を担う職員らの航空券が取れないため3月に延期する事態も起きた。

 多良間村総務財政課の仲間智也課長は「村長がエアコミューター(航空会社)さん、沖縄県の方にこういったことで村民が困っているので、何か対応策は対応してもらえませんかという要請はしております」と述べた。

規制が難しい背景
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