■10代から40代の自民党支持が増加

ANN出口調査
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 ANN出口調査によると、今回の選挙では、10代から40代の自民党支持が増加したことが明らかになった。

 こうした結果に伊藤氏はこう分析する。「今まで選挙に行かなかった方や特定の投票先を持たなかった方、無党派層の動きがあったと思う。1つは、SNSでの政治、選挙情報というのがとても増えている。前回の参院選よりも増えているというところがあったので、そういった情報を見た方たち、特に若年層の方でニュースの情報源としてネットを使っているような方たちが投票に行ったのだろう」。

 一方で、伊藤氏は分析の難しさも吐露する。「今回の衆院選の投票率は微増の結果だったが、中身を見てみると、これまで投票に行かなかった方たちが行っているということが考えられる。これまでの情勢調査や出口調査の方法というのは、あくまで質問に答えてくれる方だけが中心になっていたので、それ以外の『質問には答えないけれども投票に行く』という方が増えてくると、こういった調査というものだけで分析するのには限界がある。なので、今日お話しすることもあくまで傾向というところで聞いていただけたらと思う」。

 今回、自民党が単独で3分の2を超えたことで、“やりたい放題”の状態になることはないのだろうか。

「仕組み上そういうことはあるかもしれないが、参院ではまだ与党が過半数に届いていない、少数与党の状態は変わらない。最後、数で押し切るのか、それとも多党制の中で他の政党にいろいろな民意が寄せられたところを踏まえて、議論を慎重に進められるかというところは、今後、投票に行った方も行かなかった方もぜひ見ていただきたいなと思っている」

 また、大人数となった自民党議員の中で意見がまとまるかについて、「特に消費税の話は議論が割れている。また議員定数削減についてもそうと伺っているので、その辺りをどうされるのかは注目していきたい」と述べた。

(『わたしとニュース』より) 

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