——岡咲さんは過去にゴブタ好きだとおっしゃっていましたが、本作を経て、改めてゴブタの魅力を挙げるとしたらどんなところでしょうか?
岡咲:いつもわりとチョケてくれていると言いますか、リムルが遠慮なく突っ込める相手って意外といないんですよね。シリアスなシーンであっても、『転スラ』らしさやテンペストらしさみたいなところをゴブタの存在が演出してくれているのですが、ほかの一面としてめちゃくちゃ熱くて素直で、それでいて意外と躊躇しているところも本作で見えてきて。
——たしかに、ゴブタの新たな一面と言いますか。
岡咲:ゴブタってパッと思ったことをそのまま言って怒られちゃうイメージがあったのですが、ユラに対してちゃんと葛藤しているところに感動しました。ピンチになったら必ず助けるということに迷いもなくて、ユラの受け取り方を考えてどう言うかを考慮しているところもすごく優しいなと思いましたね。
アクションもカッコよかったですし、おバカなところも大切なゴブタの魅力ですが、考えたうえでしっかりと行動できる一面が見えてきて、ものすごく素敵で魅力的な男性だなと。
——そんなゴブタを見守るような立ち位置のリムルも印象的でした。
岡咲:そうですね。からかわずに背中を押す温度感がかっこいいなというか、心地よいなと感じました。
——本作の導入ではリムルたちがリゾート島を訪れてバカンスする姿が描かれていますが、各人しっかり満喫していて(笑)。そこもまたいつもとは違う一面ですよね。
岡咲:やっぱりリムルを演じる身としては、「前世にこういう経験がなかったのかな?」と考えるんです。家のパソコンのハードディスクを風呂に沈めてくれ(※)って頼むような、37歳の悟がいるからこその今のリムルなので。水をキャッキャと掛け合って爽やかに髪をなびかせているけれど、内心ドキドキしているのかなとか。
※編注:TVアニメ第1期第1話にて、リムルの前世である三上悟が転生するシーンでの発言。
——勝手な印象ですが、37年間彼女がいないと言っていたので、そういった旅行とか行ったことなさそうですよね。
岡咲:いやいや! わからないですよ(笑)。仕事ができる感じはしますし、ゴブタの背中を押す余裕ぶりを見ていると、モテていたけれど気づいていなくて、すべての出会いを棒に振っていたという説がキャスト陣のなかでは濃厚になっています。
——ラブコメ作品の主人公みたいですね(笑)。
岡咲:「鈍感すぎ悟くん説」がいま濃厚になっていますが、正解は伏瀬先生(※)の回答待ちですね(笑)。
※編注:小説『転生したらスライムだった件』作者。コミック版の原作も担当している。
インタビューでも言及された通り、ゴブタをはじめリムルたちの普段見られない新たな一面を、ぜひ劇場の大スクリーンで発見してみてほしい。
取材・撮影・テキスト/kato
(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
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