■右も左も関係ない 自民圧勝・中道大敗の理由

大敗した中道改革連合
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 東京25区から中道改革連合で立候補し落選した、よだかれん氏は、「政策的に中途半端になった。立憲民主党は結党時の思いに立ち返り、公明党は自公政権を振り返り、反省しつつも新たな立ち位置でやっていくことが期待されていたが、そうではなかった。立憲は大幅に右へ寄ったが、公明は立ち位置を変えず『よかったら一緒に』という構図を感じた」と敗因を語る。

 日本若者協議会・理事の佐々木悠翔氏(23)は、若者の投票行動を分析したnoteの記事が話題だ。「中道は政策面であいまいだった。選挙ドットコムのデータによると、中道支持者に“支持する政策”を聞いたところ、政治資金問題だけが勝っていた。他は教育や雇用、経済政策を取っても、自民には勝てなかったと結論づけられる」。

 そして、「安全保障政策や経済政策で、かなり迷走していた。消費減税は、立憲内部ではルビコン川を渡る思いで意思決定したのだろうが、高市政権が消費減税を決めてしまい、論点が崩れてしまった。それ以降、二の矢、三の矢の政策を出せず、どんどん埋没していった」と考察する。

 また、価値観の差として、「私たち若年層には保守・リベラルの対立軸が浸透していない」と指摘する。「書籍『イデオロギーと日本政治』の分析によると、自民党は右であることが明らかだが、左は世代を通した一致が見えていない。政治に詳しければ、共産党が左に来るはずだが、若い世代には立ち位置はわからない。最近では国民民主党や参政党、維新のように、目の前の課題と、その解決策を提示する姿勢が、自民党に対峙(たいじ)できる政党として評価されている」。

 近畿大学 情報学研究所 所長の夏野剛氏は、「もはや“リベラル”という言葉がわからない。高度成長期で働きづめの時代に、知識階級が『これで幸せになれるのか』と提唱した。『労働者の環境を守ろう』といった違う角度で切ったため、一定の支持が付いたが、今は国際情勢も厳しく、経済も悪いため、争点にならない」と話す。

 そのような状況下では「どの政党にも簡単に解決できず、争点にならない。その中で、新しい角度として『女性首相が変えてくれる』と思ってしまった。中道の“おじさん2人”では変わった感じがせず、イメージで負けた。消費税の争点もつぶして、自民党に票が集まった」とみている。

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