■「推し活選挙」呼びはズレている?
今回の衆院選は「推し活選挙」だったとの報道が相次いでいる。日経新聞(2月10日)は「『推し活』選挙が溶かした政党政治 『戦後民主主義』に引導渡す」、毎日新聞(2月10日)は「まるで『推し活』で地滑り的勝利 高市自民の圧勝をどう見るか」、朝日新聞(2月13日)は「『推し活』化した衆院選と野党崩壊は何を招くか」と報じた。
しかし佐々木氏は「『推し活』と断じることに違和感がある。新聞社の『無知の大衆が雰囲気だけで決めて、頭の良い私達にとっての“正しい選択”がなされなかった』といった姿勢が浮き彫りになっている」と批判的だ。
「理由は2点あり、まずは高市支持の理由として、“実行力”や“政策”を挙げている人が多いこと。過去の政権を見ていると、人柄や『支持政党の党首だから』といった理由が一番上だった。また、街頭演説などで、他党より粘り強く政策を訴えていたことも印象的だった」
夏野氏は「保守に対する革新は、変革や改革を意味しているのに、“護憲”と言うことで『保守ではないか』となっている。野党はもっと規制改革を主張した方が良い。世界でライドシェアが解禁されていないのは日本だけで、自民党だから変えられない。なぜこれらを争点にしないのか。僕は規制改革会議に居たが、野党の方がむしろ『弱者をいじめるな』と反対する。『古い規制を変えよう』は野党的なのに、これすら言わないため、現状維持に聞こえてしまう」と語った。
野党に対するイメージとして、佐々木氏は「リベラル勢力に『我々は大衆を導く光だ』という思想があるのではないか。自らを選択肢の1つではなく、唯一の終着点だと位置づける。あるいは人権や環境など、誰もが反対できないことを主張して、議論を自分の土俵に導いている。その位置から降りることが第一歩だ」と提案する。
野党の立ち位置について、ひろゆき氏は「高市氏の経済政策を批判しているが、中道よりはマシだ。中道は『原子力発電所を使うかどうか』を議論しているが、石油やガスが高い中で、電気料金を安くするには、原発を使うしかない。経済に至る土台にすら立っておらず、『こいつらに経済を任せたらとんでもないことになる』と認識されている。そのズレを感じず、『自分たちならできる』と思っている」と分析する。
中道の小川淳也新代表は「権力監視の先頭に立とう」と宣言していたが、夏野氏は「“権力監視”という言葉から、昭和を感じる」と述べる。「『巨大与党の権力の横暴や怠慢』など感情論を話しているが、それは議席で決まるものだ。何をもって“権力監視”とするかもわからず、その暇があれば、国民民主党の『103万円の壁』などワンイシューで勝負すべき。“権力監視”と言うことで、偉そうに感じる」。
(『ABEMA Prime』より)

