なぜこのタイミングで大規模な攻撃の可能性があるのか。三牧氏は次のように指摘する。
「なかなかアメリカとイランは折り合いがつかない状況で、イランの核開発問題に関しては交渉も続いている。前回、イランの攻撃があるかもと言われた時は、イラン国内で反体制のデモが盛り上がって、そこで当局よって殺害される人が出ていたという人道的な危機もあったわけだ」
「しかし、今回はデモを鎮圧され、国内上の理由もないのに、トランプ大統領はなぜ今これほどまでに大規模な攻撃をしようとしているのか。交渉を有利に導こうとしているという解釈もあるが、アメリカ国内で今、トランプ政権を問う声、問題に対する批判の声などいろいろな国内問題があり、その国内問題から国民の関心をそらそうとしているのではないかという憶測が流れているぐらい国内は紛糾している」
「関税、移民、エプスタイン問題などでトランプ大統領は支持率を上げられていない現状があるので、こうした軍事行動も含めて外交を活性化させて、支持者に対して、今年行われる中間選挙に向けていろいろ成果を出したいという意向もあるのかもしれない」
攻撃の準備が整いつつある現状について、アメリカ国民はどう思っているのか。三牧氏は「アメリカ国内でも今回の軍事行動に関しては、警戒、懸念の声の方が大きい。今アメリカ国民は、イランを核の脅威として攻撃すべきだと世論が高まっているわけではないので、国民の間でもトランプ政権の意向が図りかねるという状況になっている」と語った。
(『わたしとニュース』より)
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