◆「自国を攻撃してくれ」当事者が抱く断腸の思い
こうした緊迫した情勢のなかで、アリ氏が本音を吐露する。本来、自国が他国から攻撃されることを望む国民はいないはずだが、イランの現状はそれ以上に絶望的だという。
「本当に皮肉で悲しい話かもしれないが、自国を攻撃してくれと望んでいる。国民が自由になるために、トランプ氏が約束したことを守ってほしい。トランプ氏はデモが起きればサポートすると約束した。それを信じて約40日前にデモが起きたが、3000人とも3万人ともいわれる人が殺されている。でも私は、直接イランにいる人から話を聞くと、その倍くらい殺されていると思う。前回のイスラエルとイランの戦争と同じく、トップさえやられれば、あとは庶民に任せればいい。(市民には)武器がないので、武器を持っている革命防衛隊をなんとかしてほしいし(イラン人を)本当に守ってほしい」。
アリ氏によれば、国民の9割はすでに反政府の思いを抱いており、40年以上にわたる「残酷さ」や「圧政」が爆発寸前まで積もり積もっている。現在のイランでは、選挙ですら「投票をする前にもう選ばれている」という形骸化した状態にある。
イランとアメリカによる3回目の高官級協議が26日に予定されている。しかし、トランプ大統領は「合意に至らなければ、彼らにとって不幸なことになるだろう」と最後通牒とも取れる発言をしている。この先に待つのは武力による解決か、それともさらなる衝突か。
(『ABEMA Prime』より)

