【WWE】RAW(2月23日・日本時間24日/ジョージア・アトランタ)
規格外の飛び技で話題沸騰の若手レスラーが、異次元ともいえる“横回転の旋風脚”を披露。ロープの反動を使って物理の法則を無視するかのようなトルネードキックに度肝を抜かれたファンから冬季五輪の余韻も相まってか「トリプルアクセルかよ」といった驚きの声まで飛び出した。
ジェボン・エバンスとコフィ・キングストンが対戦。WWEが誇る最新ハイフライヤーと、かつてシングル最高タイトルを保持した経験豊富な相手との一戦で、エバンスは身体能力の高さで強烈な印象を残した。
驚異的な飛び技を武器にする“新旧キャラ被り”の一戦。近年ヒール路線を貫くコフィのセコンドには、介入する気満々のグレイソン・ウォーラーが控え、試合前から不穏な空気が立ち込める。一方、エバンスもラッパーのオフセットを用心棒として投入し、この試合に挑んだ。
序盤こそ両者がテクニカルな攻防で一進一退の展開。そんな中でも目を引いたのが、エバンスの常識を超えた蹴りだった。
ロープの反動を生かしたスプリングボードからの攻撃を得意とするエバンスだが、この日は反動を利用して空中で横方向に回転しながら蹴り込む。まるで“格ゲーキャラ”のようなトルネード・スプラッシュ・キックを披露した。
空中でキリモミ回転しながら放つ蹴りは、初見だと「今何が起きた?」となるタイプのインパクト。ABEMAの解説も「考えられない動きをさらっと実現する」と評して舌を巻くとファンからも「何だ今の」「旋風脚だ」「やっぱすげえ」と驚きの声が。さらに冬季オリンピックの余波もあってか、フィギュアスケートになぞらえて「トリプルアクセルかよ」と大技を連想させる言葉も飛び出した。
コフィもSOSで反撃して主導権を奪い返すが、エバンスはカウント2でキックアウト。コーナーからの大技で自爆して膝を傷めながらも、レッドドット・キックで相手を場外へ弾き飛ばし、そのままダイブでなぎ倒す。さらにウォーラーの介入により死角からの急襲を受け、コフィのビッグ・レッグドロップも耐え抜き、試合は終盤にもつれ込む。
試合後半、場外でプロレス未経験のド素人ながら、オフセットがウォーラーをテーブルへ投げ飛ばして加勢に転じると、この動きに動揺したコフィがわずかによそ見。その隙を逃さず、エバンスはトップロープへ上がると、コーナーからリング中央へ向けてほぼ助走なしで“OGカッター”を決め、3カウントを奪った。
ルチャ系のファイターなども活躍し、男女問わず飛べるスーパースターが百花繚乱状態の現在のWWEだが、昇格後、フィジカルと飛び技のクオリティの高さで段違いのインパクトを残しているエバンス。この日も全身バネのような動きで会場を沸かせつつ、場外の大混乱で生まれた一瞬の隙を逃さず、勝負を決めた。(ABEMA/WWE『RAW』)
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