そしてキャストを代表して緒方からは、「今回みんなで一緒にステージをやって、本当にこの人たちは戦友なんだなと改めて思いました。それは俳優陣だけではなくて、クリエイターやスタッフの皆さんもそう。30年前は皆尖っている部分もあったし、尖ってなければいられなかった時期でもあった。それがいろんなキャラクターに投影された部分もありました」と、せつせつとコメント。続けて緒方は、「みんな大人として年齢は重ねましたけど、変わらない部分も持っていて。今でもみんながライブ感を持って、いろんな作品に取り組んでいる。それってすごいことだと思うんです。30年たっても前を向いて、それぞれが持ち分を持ったまま、さらに前に行こうとしている。そういう人たちが集まったから、こういう作品ができたんだなと思いますし、もちろんその筆頭は庵野さんです」と力説し、会場からは大きな拍手が。
さらに緒方は、「『エヴァンゲリオン』という作品で、これから先も何らかの形で、また皆さんにこうやってお目にかかり、その時に『よ、元気か?ちゃんと生きてて、良かったね』ってまた笑って、お話ができて、この作品のことを振り返る。そんな機会が巡ってきたらいいなと思います。頑張って生きてまいりましょう!」と会場に呼びかけた。
そして最後は、庵野監督が締めくくることに。庵野監督は、「34年ぐらい前に始めたTVシリーズのアニメーションが、30年たったら落語や歌舞伎になって、当時は全然思いもしなかったようなことになっていって、僕自身は感無量です。本当に幸せな作品になったんだな、そもそも幸せな作品だったんだなと実感しています」としみじみコメント。さらにスタッフ、キャスト、ファンに向けてあらためて感謝の思いを述べると、「今回、何度も鶴巻をいじってきましたが、実際はすごく感謝してるんですよ。『ふしぎの海のナディア』の時から一緒に作品作りを付き合ってくれて。その才能を『エヴァンゲリオン』という作品に尽くしてくれて、本当に感謝しています」と一言一言噛みしめながらコメント。そして「スタッフにもキャストにも今はもう感謝しかなく、ファンにも感謝しかないんですけども。一番最後に感謝したいのは、20年以上僕を支えてくれてる妻にです。ありがとうございました。」と語りかけると、会場からは割れんばかりの拍手が鳴り響いた。
初日の幕開けから最終日のフィナーレまで、会場は終始ファンの熱気と歓喜に包まれた。キャストや制作陣、そしてファンが一体となって30周年の節目を祝った本イベントは、多幸感あふれる熱狂のなかで大盛況のうちに幕を閉じた。
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この記事の画像一覧タイトル:『EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION』Final Program
日程:2026年2月23日(月・祝)
公式サイト:https://30th.evangelion.jp/fes
