【FIBAワールドカップ予選】日本代表 80-87 中国代表(2月26日/沖縄サントリーアリーナ)
中継ではリプレイ映像が流れず、視聴者も困惑したシーン。その“真相”が明らかになり、ファンの間で波紋を呼んでいる。中国代表のヘッドコーチ(HC)による前代未聞の妨害行為だ。
日本代表は2月26日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選Window2」で中国代表と対戦。桶谷大ヘッドコーチの初陣は、第3クォーターでターンオーバーを連発して逆転を許し、80-87で今予選の初黒星を喫した。
激しい攻防になった試合で、問題のシーンは第4クォーター残り7分10秒に起きた。右サイドでボールを持ったSG富永啓生が、中国のダオ・ルイと競り合いながらドリブルで仕掛ける。サイドライン際でボールがこぼれアウトオブバウンズとなると、審判は一度「中国ボール」を宣告した。これに対し、普段は温厚な富永が激昂して猛抗議。日本ベンチも即座にヘッドコーチチャレンジ(映像確認)を要求した。
チャレンジ自体は却下されたものの、審判団の協議の結果、判定は覆って日本ボールに。しかし、それでも富永や渡邊雄太の怒りは収まらず、引き続き抗議を続ける異様な光景が広がった。
その理由は、単に「日本のボールになった」だけでは済まされない事態だったからだ。この場面、中継ではリプレイ映像が流れなかったため、視聴者には理由が判然としなかった。しかしその後、一部メディアの画像やファンがスタンドから撮影した映像などによって、驚きの事実が判明する。
なんと、サイドライン際まで身を乗り出していた中国のグオ・シーチャンHCの手が、富永のドリブル中のボールにハッキリと触れていたのだ。相手HCによる前代未聞のプレー妨害が、富永の猛抗議の理由だった。
本来、コーチ陣がコートに侵入して相手のプレーを妨害する行為は、ベンチテクニカルファウル(相手にフリースロー1本とボール所有権が与えられる)、悪質な接触としてアンスポーツマンライクファウル(相手にフリースロー2本とボール所有権が与えられる)、そして場合によっては最も重大なディスクォリファイングファウル(違反者は一発退場、相手にフリースロー2本とボール所有権が与えられる)の対象になる。
しかし、今回は中国側にそうしたペナルティーが一切与えられず、ただ「日本ボールからの再開」として処理された。本来得られるはずだった正当なアドバンテージをフイにされたからこそ、富永と渡邊は執拗に抗議を続けていたのだ。
SNS上では怒りと呆れの声
