「アメリカには沈静化を求めないのか?」と大音量ヤジ、茂木大臣が「静かに」と制する場面も…国会でイラン情勢を議論

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【映像】ヤジ→茂木大臣「静かに」の瞬間(実際の様子)
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 11日、衆議院予算委員会において、中道改革連合の山岡達丸議員がイラン情勢などについて質疑を行った。

【映像】ヤジ→茂木大臣「静かに」の瞬間(実際の様子)

 山岡議員は、緊迫する中東情勢の影響による国内のガソリン価格高騰を懸念し、政府のスピード感ある対応を求めた。

 質疑の焦点となったのは、政府の対イラン外交姿勢の公平性だ。

 山岡議員は、茂木敏充外務大臣がイランのアラグチ外務大臣に対し、事態の沈静化を要求したという報道を引き合いに出し、「今回の軍事作戦の事実の部分だけ取り出せば、イランは先制攻撃を受けている側の立場だというのが紛れもない事実だと思っております。その国に対して一方的とも思えるような『事態の沈静化』。そうじゃないのかもしれませんが、少なくとも報道を通じては、一方的に事実の沈静化を要求したという趣旨のことが伝わってきています」と指摘。

 また、山岡議員はアラグチ外務大臣がかつて駐日大使を務め、2011年の東日本大震災の際には国外退避せず、被災地での炊き出しを主導した人物であることを強調し、「(アラグチ氏は)取材に対し『日本が苦しい時に側にいるのが本当の友人だ』(と答えた)。2022年には旭日重光章も授与されている方で。大事なルート、大事なイランの、本当に日本の鍵になる、そうした方が外務大臣をされている中で、米国との関係もそれはもちろんわかりますけれども、イランとの関係の中でこの石油のルートをなんとか確保していくことが一番の本筋ではないか」と迫った。

 これに茂木大臣は「アラグチ外相とは一昨日電話会談をさせていただきました。旧知の中であります」と応じ、事態の沈静化については「一方的にイランに申し入れたわけではなく、その3日前にはイスラエルのサール外相にも同じように事態の早期沈静化の申し入れは行ってるところでありますし、2月28日に今回の事態が発生して、翌朝にはG7の外相会談も開催をいたしまして、ルビオ国務長官はじめ各国と意見交換も行ったところであります」と答えた。

 ここでヤジが飛んだが、茂木大臣は「静かに」と制した。

 茂木大臣は続けて「我が国は地域の大国で、豊富な天然資源を有しホルムズ海峡の要衝に有するイランとの間で長年にわたり関係を築いてまいりました。また、エネルギーの安定供給を確保する観点から、ホルムズ海峡における航行の自由及び安全の確保は極めて重要です。そのためにも、今何よりも重要なことは事態の早期沈静化を図ることだと思っております。こういった観点から、日本政府は、今般の事態発生後、当事国を含みます関係国との協議を続けてまいりました。様々な電話会談等々、また直接の会談を行ってきまして、その詳細について申し上げているとかなり時間かかります。イラン・アラグチ外相とは9日に電話会談を行いまして、そこの中では、ホルムズ海峡めぐる問題であったりとか、また湾岸国そして周辺国への攻撃がかえって反発を招いている、こういったことについても説明をいたしました」と述べた。

 さらに「また、現地イランにはまだ200名弱邦人もいる。その安全確保についても協力を求め、2名の方が拘束をされております。早期釈放についても働きかけを行ったところであります。イランが国際社会の懸念にしっかりと応えて、中東地域の平和と安定のために建設的な役割を果たす。このことが、今後のイランの発展とイラン国民の平穏な生活につながる、こういう考えについてもお伝えをし、引き続き、アラグチ外相とも、非常に私もよく知っておりますんで、意思疎通を続けていこうということで一致をみたとこであります」と発言した。

議場内に「大音量ヤジ」が
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