【SVリーグ】SAGA久光スプリングス 3ー1 ヴィクトリーナ姫路(3月15日・女子第19節)
レジェンド指揮官が選手と激突して大転倒。女子バレーで監督を務める元日本女子代表がコートサイドで倒れ込むアクシデントに場内は一時、騒然となった。
SVリーグ女子の第19節が行われ、SAGA久光スプリングスはホームでヴィクトリーナ姫路と対戦。緊迫の試合終盤に予想外のアクシデントが起きた。
セットカウント1―1で迎えた第3セット、スプリングスが25ー25のデュースと競り合う中、ヴィクトリーナのサーブを受けた場面だ。サーブレシーブから相手コートに返すと、ヴィクトリーナの田中咲希がライトで強烈スパイク。スプリングスの中島咲愛が1枚ブロックに跳んだものの、手に当たってボールはベンチ側のコート後方へと流れた。
これに反応したリベロ・西村弥菜美が振り返って飛び込もうとした瞬間だった。なんと、目の前に中田ヘッドコーチが…。戦況を見つめていた中田HCもボールが飛んできたタイミングで咄嗟に後方へと動こうとしたものの、進路を確保することができず、西村がラグビータックルを食らわせる形で2人は激突してしまったのだ。
中田HCは勢い余って後ろに倒れ込み、そのまま後頭部を強打。コートに仰向けになってしまった。すぐさま北窓絢音が駆け寄り、チームメートもみんなが指揮官の元へ。中田HCは当初、顔を手で覆って悶絶している様子を見せると、これにはヴィクトリーナの選手たちも心配そうに見守るしかなかった。場内も一時、騒然としていた中、そんな心配を払拭するように中田HCは立ち上がると、相手コートや場内に手を挙げて無事をアピール。すると静寂に包まれていたアリーナからも拍手が送られ、無事に試合は再開された。
このシーンにはファンもSNSでリアクション。「会場が静まり返り、気が気でなかった」「無事に起き上がってホッとしました」と安堵した様子の声を寄せていた。
中田HCは、日本女子バレーボール界をけん引した天才セッターと知られる往年の名プレーヤー。現役引退後は指導者の道に進み、2016年からは5年にわたって日本女子代表監督を務めた。その後、2025年6月にSAGA久光スプリングスのヘッドコーチに就任すると、今季はここまで30勝8敗で2位に立つなど、チームを大躍進へと導く手腕を見せている。
試合後のコメントで中田HCは「転んだ瞬間から流れが変わった」と自虐的に周囲を和ませる発言をしたが、実際にスプリングスは接戦の末に第3セットをモノにすると、第4セットも25―18と相手を圧倒し、セットカウント3―1で勝利を収めた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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