小学生がSNSで“見知らぬ人”と接触してトラブルになった数が過去最多に…「悩みしかない」スマホの低年齢化なぜ?ITジャーナリストは「中毒化」も指摘

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■なぜ小学生からスマホを所有?専門家が指摘する「低年齢化」の背景

 SNSや子どものネット利用、情報モラルリテラシーが専門のITジャーナリスト・高橋曉子氏によると、スマホ所持の低年齢化が加速しているという。

「かつては最初にスマホを持ち始める年齢は高校入学時が多かったが、最近は中学校入学時が一番多くなっている。そして、最新のデータでは、小学生女児に関しては9.9歳まで平均で下がっているというデータもある」(高橋氏、以下同)

 小学生からスマホを持たせる家庭がある理由と背景について、高橋氏は次のように語る。

「やはり防犯上の理由。いざという時に緊急時の連絡用で使えるという理由が大きい。キッズ携帯とか見守り端末とか、そういうものでも本当は代替できるが、ご家庭に中古のスマホなどが転がっていて、それを生まれた頃からいじっているお子さんも多く、スマホに馴染んでいるので、利便性がよくわかっていて、『みんなも使っているから持ちたい』と強く主張されて拒めずに、じゃあどうせいずれ持つし、連絡用にも使えるからスマホでいいかと、スマホからデビューされる家が増えている」

 子どもにねだられるままにスマホを与え、自由な使用を許可してしまうと、思いもよらないSNSとの付き合い方へ発展してしまうケースもあるという。

「小学生はとにかくYouTube中毒になっているお子さんが多くて、『いくら言ってもやめてくれない』という話を非常に多く相談される。朝から晩まで見ているとか、他のことをやらずにずっと見ているとか、休日はずっと手放さないということも多い。『実は制限時間である程度管理できるんですよ』と言うと『えー!』と驚かれることも多い」

「女児だとTikTokが非常に人気で、『自分の姿を撮って投稿したい』とか『見たい』とか、TikTokデビューを求められるとか、デビューを許可したらずっと『投稿したい』ということで、『ここでも撮る』とか騒いでいるという話もよく聞く。それからLINEデビューもそのぐらいの年齢が結構多いけれども、子ども同士でやり取りをすると、どうしてもコミュニケーショントラブルが増えて、大抵一度は仲悪くなるそうだ」

 そうしたトラブルには小学生ならではの背景があるという。

「相手の表情、笑顔、笑い声など視覚情報や聴覚情報がないと正しい意味が掴みづらい。それを補うために、例えばスタンプや絵文字を使ったり、文章をより良く、誤解されないように丁寧に書いて送ることが必要だが、小学生だとまだ読解力も文章力も低いので、どうしても文章上のトラブルが多い。口で言って大丈夫だったから大丈夫だと思ったということで、それだけ見ると悪口みたいなことを平気で送ってしまって、喧嘩になったり、いじめに繋がるということも起きている」

くわばたが明かす後悔「もっと遅らせるべきだった」家庭でのスマホルールは?
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