去年、26年目にして容疑者逮捕となった名古屋主婦殺害事件。安福久美子被告(69)は逮捕直後、犯行事実を認める供述をしていたが一転して黙秘に転じた。
その後、責任能力を問えるかを調査するおよそ3カ月の鑑定留置を経て、今年3月5日、殺人罪で起訴された。
安福被告は被害者の夫・高羽悟さんと高校時代、同じ運動部に所属していた同級生だ。
実は、今回の起訴を受けて初めて明かすことができた情報がある。「安福容疑者の起訴まで言えなかったことがあった」(高羽さん)
それは事件現場のアパートに残されていた一本の乳酸菌飲料だ。高羽さんの家では当時、その飲料を常備していなかった。さらに、この乳酸菌飲料は35キロも離れた地区で販売されていたものだった。安福被告が持ち込んだものと見られている。
高羽さんは「おそらく安福被告は訪問販売員を装って、私がいない時間を狙って訪れたのではないかと推測している」と語る。
高羽さんが当時の状況を振り返る
