■「中道で頑張ろうと思っているのに…」落選候補者たちの現状
2月の衆院選で結成されたばかりの中道から出馬した反田氏は、全くの無名からの挑戦だった。出馬した東京17区で自民党の平沢勝栄氏に大差で敗北したが、落選後も中道として活動を続けている。
「先は全然見通せなくて、確かに選択肢はあまりないかもしれないけれど…。後悔は全くなくて、失っているのかもしれないけど、私としては失ったものは何一つなかった。(やりたい政策を)嘘偽りなく訴えることができたのは、本当にありがたい経験だった」(反田氏)
早朝の東京・赤羽駅前で、雨の中チラシを配り続ける男性。同じく中道から衆院選に挑んだ中原翔太氏だ。長妻昭氏の秘書を務めた経験もあり支援を受けながら挑んだ選挙だったが、自民党の高木啓氏に敗れた。それでも、中道での挑戦に意味はあったと語る。
「中道で出てよかったと思っている。中道の鉢を割らずに、どれだけ国民の皆さんに信用される政党にしていくかの方がむしろこれから大事」(中原氏)
次の選挙にも挑戦したいという中原氏だが、現状について「現時点で具体的なものはありません」と明かし、落選後の活動は手探りで続けている。
さらに、28歳という若さで政治の世界に飛び込んだ候補者もいる。生理の貧困の支援活動など社会課題に向き合ってきた河野有里子氏だ。政治経験ゼロの中、出馬した京都2区で結果は4位となった。
「中道ができていなかったら出ていなかった。現実は甘くなかったが…」と振り返る河野氏。しかし、すでに前を向いている。
「『中道もう終わりだ』とか『なくなっちゃう』みたいなことを言われるけど、それを見るたびに気分も落ち込む。中道で頑張ろうと思っている私がいるのに、そういう声だけを拾わないでほしい。私が戻るところがないというか、後ろを振り返っても何もないというのが正直なところなので、もう中道と前に進んでいくしかない」(河野氏)
落選後、頼れるものは少ない中で、それでも中道で続けるのか、続けていけるのか、それぞれの道を模索している状況だ。
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