本局の試験官を務めた生垣四段は、事前のインタビューで福間女流五冠への強い敬意を示しつつも「これまでの成績に関係なく、自分はやっぱり勝ちたい」と語っていた。その言葉通り、プレッシャーのかかる大一番でプロとしての意地と底力を示し、試験官としての重責を果たした形だ。
福間女流五冠は、「まずまずの立ち上がりかなと感じていたが、その後でミスが続いてしまい残念な一局になってしまった」と本局を総括。試験を振り返り、「1、2局目は完敗の将棋。本局も自分から崩れてしまう展開になり、自分の力不足を実感した」と悔しい表情を見せていた。
女流棋界の第一人者として数々の記録を打ち立てながら、過酷な編入試験に再び挑んだ福間女流五冠。結果として2度目の不合格となり、勢いのある若手プロの強さを痛感する形となったが、あくなき向上心で「プロへの扉」をこじ開けようとした今回の挑戦は将棋史に深く刻まれる。極限の激闘を終えた福間女流五冠が、主戦場である女流棋戦で今後どのような将棋を見せるのか、引き続き注目が集まる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





