互いに余裕をなくす中で喧嘩が暴力に発展し、ミクモさんは骨にヒビが入るほどの骨折を負った。痛みのあまり床に倒れ込み、起き上がることができなかった際、幼い娘が「ママ」と呼んで駆け寄ってきた姿を見て、このままではいけないと決意。娘を抱きかかえて警察へ逃げ込み、保護された当時の切迫した状況を明かした。駆けつけた実母から「もう、これで終わろうか」と声をかけられ、17歳でシングルマザーとして再出発することを決めたという。
離婚後は飲食店や介護など3つのアルバイトを掛け持ちして奔走したが、出産時に担当の助産師からかけられた「あなたなら娘を幸せにできる」という励ましの言葉を思い出し、18歳から助産師を目指して猛勉強を開始。
現在は親戚の一軒家を借りて娘と二人三脚で暮らしながら、看護の専門学校を卒業し、助産学科への進学を控えている。仕事はしておらず、市からの給付金や貯金を切り崩す切り詰めた生活を送っており、スーパーでは割引商品を狙い、自身の服は1000円以下の安売りをリメイクして凌いでいる。しかし、娘の未来に繋がるオンライン英会話などの教育費には惜しみなく投資しており、その背中を見て育つアオも自らお風呂掃除を引き受けるなど、母を支える存在へと成長している。
