【SVリーグ】NECレッドロケッツ川崎 3ー0 ヴィクトリーナ姫路(3月22日・女子第20節)
女子バレーで相手を惑わすサーブが炸裂した。無回転で放たれたボールは揺れながら曲がるのか、落ちるのか、伸びるのか、レシーブで対峙した選手は迷った挙句、空振り。この“幻惑サーブ”には思わず実況も困惑しているようだった。
大同生命SVリーグ女子の第20節が行われ、ヴィクトリーナ姫路は敵地でNECレッドロケッツ川崎と対戦。試合中盤、注目のサーブが飛び出した。
ヴィクトリーナが第2セット6ー5とリードする中、サーブに登場したのはミラ・ケアシミロヴァ・トドロヴァだ。188cmのブルガリア人ミドルブロッカーがフローターを放つと、その“軌道”が衝撃だった。無回転のままネットを越えたところで、ある意味で“無変化”のまま飛んでいったのだ。対峙したジョバンナ・ミラナ・デイはこれに戸惑っていた。
曲がるのか、落ちるのか、その軌道を読みきれないアメリカ人アウトサイドヒッターは、迷った末にオーバーハンドでのレシーブを選択。しかし、そのまま伸びてきたボールを捉えきれず、手の間をスルッと抜ける形で空振りし、自らも後ろに転倒してしまった。
このシーンはある意味で、レシーバーのリアクションが注目を集め、中継の実況。中田浩光も思わず「デイ選手どうしましたかね?オーバーで上げようとしました」と伝えると、解説を務めた元日本女子代表の鳥居千穂も「ちょっと(レシーブする)手が自分の方に入ってしまいましたね」と説明したように、それほどに珍しい“空振り”だった。
実際、この試合で55.9%の決定率で19ポイントを挙げたデイは、レッドロケッツにストレート勝ちをもたらしたキーマンとしてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた選手であり、サーブレシーブは14.3%にとどまったものの、シーズンを通して30%以上をキープする選手でもある。アメリカ代表の名手を襲った幻惑サーブは、それほどの威力だった。
なお、ミラは2本のサービスエースを決めたものの、試合はヴィクトリーナが0―3で敗戦。アウェイチームとしては、首位チームに屈する結果となった。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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