じつに「1.5階級」2.7キロ体重超過で異例の試合開催。ハンデマッチにファンから「体つきが違う」「でかすぎる」といった不安の声が上がるなか、期待の17歳が“瞬く間”に怒涛の3ダウン。体重差をものともしない衝撃の秒殺KO勝利を飾った。
3月28日、後楽園ホールで開催された「Krush.188」で、水谷昊代(TEAM TMT)と智史(漢塾)が対戦。K-1甲子園とK-1アマチュア両方で優勝歴のある期待の17歳・水谷と、Krushデビュー戦の智史の対決は、戦前から明暗が分かれる結果に。1階級以上重い相手に水谷がわずか”開始78秒”で決着、KO勝利を収めた。
前日の計量において、智史が契約体重(-60kg)から2.7kgオーバーで体重超過。本来であれば規定体重を2kg以上オーバーした選手は自動的に失格となるが、水谷陣営の試合出場の希望があり、特例として智史の減点2、グローブハンデ、智史のファイトマネー30%没収(水谷へ支払い)など双方合意の上で行われた。
3キロ近い体重差には試合前のフェイスオフから、ひと回り大きく見える智史の姿に、ファンから「でかすぎるやろ」「体つき違うやん」と明らかな体重差に不安の声が上がるが、試合はファーストタッチから衝撃の秒殺ダウンで幕を開ける。
試合開始のゴング。わずか10秒、水谷がカウンターから前のめりの智史に右フックを強振し、あっさりダウンを先制。再開後、さらに前に出る智史だが、水谷が下がりながら冷静に刺すような左ストレートを撃ち抜くと、智史は腰を落とし2度目のダウン。
智史も胴回し蹴りで反撃を試みるが、これも空を切り不発。水谷が再び冷静に左を振り抜くと、智史は後ろに下がりながら腰から落ち3ダウン。1分18秒とラウンドの半分にも満たない3ダウン決着に、ファンからも「ちゃんと仕上げてきた選手が勝ってよかった」と安堵の声が飛んだ。
ABEMAの解説・卜部弘嵩も水谷について「また面白い選手が出てきた」とコメント。計量失敗とコンディション不足に悩む相手との対戦とはいえ、畳み掛けるようにダウン3つで文句なしのプロ初のKO勝ち。今後への期待が高まる1勝となった。
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