「駐夫」とは、妻の海外赴任についていく夫の名称。その“名付け親”、千葉科学大学の小西一禎教授は「駐夫」となった当時、通信社の記者を休職し妻のアメリカ赴任に同行してはじめて、男性としてのジェンダーバイアスに縛られていたことに気づけたと話す。
「日本時代にどれだけ男性優位、“厚底スニーカー”を履いて仕事していたんだなと。『駐夫』は最初、キャリアの話だけだと思っていたが、よく考えるとジェンダーの問題。稼いで家を空けて妻に任せても、長時間労働で働くのが父親の役割だと思い込んでいた。そうではなく、妻と分担して子育て家事をやるのが父親の役割と思い知らされた。今の時代、妻に年収抜かれるのはもう珍しくない。抜かれたことで自らが変わるようなきっかけと捉えれば、何かしら男性も変わっていく」(千葉科学大学 小西一禎教授)
小西教授の見解を受け、瀧波氏は次のようにコメント。
「『父親の役割とは何か』ということを、自分で考えたわけではなく『一家の大黒柱として』という部分だけインストールしてしまっていたのだろう。日本だと(意識を転換する)機会がないかもしれないが、強制的に居場所もジェンダー役割も交換するとなったときに、あがいてもがいて獲得していく、知っていく。夫がアップデートしていくことは、きっと妻にとってもすごく新鮮でわくわくする経験だ」(瀧波ユカリ氏、以下同)
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