一発退場で人生終了?失敗を極端に恐れる日本社会 若者の7割が挑戦を避け、中高年が後輩の指導を諦める構造的欠陥

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■「人間性まで否定される」萎縮する若者と中高年のリアル

黒金アラタさん
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 まず、失敗に不安があるという美大に通う黒金アラタさんに話を聞いた。黒金さんは、大学で人に作品を見せる際、「作品というのは、自分のセンスや自分の中にあるものを出したもの。それを否定されたり、変な反応をされると、自分の人間性まで否定されるように感じてすごく怖い」と、創作活動におけるプレッシャーを明かした。

 失敗への恐怖は、恋愛面でも顕著だ。「LINEをしていても、取り繕った言葉ばかりで、踏み込めない。中学校の頃、友人の告白がLINEで共有されていた。自分もそういうものに巻き込まれる可能性があるから怖い」と、トラウマのような体験を明かした。

 恐れているのは若者だけではない。40代の杉本さんは、部下とのコミュニケーションにおいて「一発退場」の恐怖があるという。過去に「ハラスメントだ」と通報された時の経験を明かす。「部下のコンプラ違反について『違法だからやらないで』と注意したところ、『言い方がきつい』ということで逆に通報されてしまった。自分としては、普通の指導で注意だった。結果はシロだったけど、会社による取り調べは、自分以外の周りの人も受ける。その結果、周りからの評価はシロではなくて、グレーになってしまった」。

 現在の職場での接し方について「腫れ物に触るようなことや危険なところには近づかない。そんな対応になってしまった」と明かす。

■社会が勝手に引く「失敗のライン」コミュニケーション不全の原因に?
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