一発退場で人生終了?失敗を極端に恐れる日本社会 若者の7割が挑戦を避け、中高年が後輩の指導を諦める構造的欠陥

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■社会が勝手に引く「失敗のライン」コミュニケーション不全の原因に?

失敗を恐れる若者たち
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 こうした現状について、東京大学大学院講師の舟津昌平氏は、個人の資質ではなく社会の構造に問題があると分析する。「失敗というのは自分がどう思うかの問題。例えば、告白が失敗したが、自分にとっては良かったと思っても、周りがそれを囃し立てることで、失敗だと思ってしまう。つまり、周りが勝手に失敗だと決める」。

 さらに、杉本さんのケースについても、「ハラスメントではないとわかった後も、周りは勝手に失敗の烙印を押す。そうすると、失敗に対するラインを過剰に引くのは当たり前。疑わしいかどうかはみんなで考えていいが、そうでなかった時でも、みんなが『そうだ』と思ってしまう」とした。

 一方で、舟津氏が行った調査によれば、入社3年目までの若手社員からは「気を遣われすぎている」「かえって距離を置かれている」という声が上がっているという。上司がリスクを恐れて踏み込まない結果、「両者がコミュニケーションを取らなくなってしまう、一番望ましくない形に今なりつつある」と、職場環境の悪化を危惧した。

■日本社会を蝕む「徹底的な減点法」
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