「ダメダメダメ。1回止めて」 ヤジ&長妻議員が「とんでもない」でシンクロ? 「公安調査庁が与党の有力議員に選挙情報提供?」で国会ストップ

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「ダメダメダメ。1回止めてください」公安調査庁の活動めぐり

 しかし、委員会が最も紛糾したのは、「公安調査庁の活動」に関する質疑であった。

 長妻議員は、同庁が与党有力議員との関係を深めるために地元の選挙情報を提供しているという内部文書の存在を指摘。「公安調査庁の内部資料と言われているものの中に、こういうことが書いてあるんですね。『議員の最大関心事は選挙及び地元情報であることは明らかである。そこで、共産党など当庁得意分野に焦点を当てた地元選挙情報を作成し、説明に赴くことが議員との関係を深めるのに効果的と考えられる』ということ。与党の有力国会議員に対して地元の選挙情報・分析を話すと喜ばれる。これで与党との関係を深める。公安調査庁は今もこんなことをやっているのですか?」と質問した。

 これに公安調査庁 渡部亜由子総務部長は「ただ今ご指摘の文書に関して過去に報道された事実については承知しています。ただ、ご指摘の文書について、公安調査庁が正式に作成した文書ではなく、また正式に決裁した文書としては見当たらない旨、これまで国会でも答えてきました。そして、現在、この公安調査庁の調査活動についてお尋ねされていますけれども、公安調査庁におきましては、破防法(破壊活動防止法)及び団規法(無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律)に基づいて破壊的団体等の規制に関して必要な調査を行っています。実際にどういった対象を調査しているかについては、今後の業務に支障がございますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います」と答えた。

 長妻議員は「内部に聞くと、たしかに決裁は受けていないけれども、内部で作成した文書で共有されていると聞いております。ちゃんと答えていただきたいんですね。つまり、私が質問しているのは、破防法とか関係なく、与党の有力国会議員にその議員の地元選挙区情報を提供すると、こういうことはもうしませんねと、明言してください」と迫った。

 この問いに答えるべく渡部総務部長が答弁席に向かう最中、自席の長妻議員は「それ明言しないとダメです。ダメだって。『今後、今後』」と念を押した。

 渡部総務部長は「公安調査庁が収集した情報の提供に関しましては、恐縮ですが、当庁の業務の遂行に支障を及ぼす恐れがございますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います」と答えた。

 質問への回答がなかったため、長妻議員は自席から「ダメダメダメ。1回止めてください。これ時間ないから止めてください。1回止めて」と訴えた。

 この訴えを受けて、山下貴司委員長は「じゃあ。時計止めてください」と指示し、質疑はストップした。

 30秒後、山下委員長は「じゃあ、そういう前提でもう1回答えてください。速記を起こしてください」と宣言して、再び渡部総務部長を指名。

 渡部総務部長は「今後の情報提供に関しまして、やはり今後どういった情報を収集するか、どういった情報提供を行うかにつきましても、やはり当庁の業務遂行に支障をきたす恐れがございますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います」とここまでの答弁を繰り返した。

 この回答に議場内には「とんでもない!」とヤジが飛んだ。

 長妻議員はこのヤジと同じく「とんでもない」という言葉を用いて「いや、これはとんでもない話で、レクの時は『ちゃんと答えます』という話だったのですが。つまり、今私が聞いてるのは、与党の、今で言うと自民党の有力国会議員の選挙区の情報を、有力国会議員が選挙に資するため、それを提供するということで仲良くなる、こういうことはしませんと明言していただきたい」と迫ると共に「これ、したらおかしい。してほしいんですか? おかしいでしょ?」と与党議員に指を差しながら投げかけた。

 この時、議場内には「これ与党、ヤジ言わない方がいいよ」という発言も響いた。さらに長妻議員も後ろを指差しながら「(選挙区の情報は)なくていいって、与党が」と発言。

 そんな中、渡部総務部長は「繰り返しになって恐縮でございますけれども、どういった情報をどういった方にご提供申し上げるかということについては、お答えを差し控えさせていただきたいと思ってございます」と回答。だが、発言の最中、「これ答えれないのがおかしい」など複数のヤジが飛んだ。

 渡部総務部長は続けて「他方で、国会議員の方々による国政調査権を背景にした国会審議に必要な資料の要求につきましては、国政に寄与するという観点から、与野党の区別なく、公安調査庁の方の業務遂行に支障をきたさない範囲において個別に情報を提供することはあり得ると考えてございます」と答えたのだが、発言の最中に「そんなことは聞いてない」などのヤジが飛んだ。

 内調については木原官房長官が「選挙の情勢調査は本来業務に該当しない」旨を答弁したのに対し、公安調査庁は頑なに答弁を避ける形となった。

 長妻議員は「これ、公安調査庁の職員たちはがっかりしますよ。こういうことやらされているのだから。本来の職務に専念していただきたいと思うんですね。委員長、今の答弁は大問題だと思うので、ちょっと理事会で協議をしていただきたいと思います。これを変えないということであると、私はこの審議もなかなかうまくいかないと思いますので。理事会で協議いただけますと」と訴え、山下委員長は「後刻、理事会で協議いたします」と回答した。

 長妻議員は「警察が風力発電反対の方々の個人情報を集めてたという問題や、いろいろな課題がまだまだございます。ということで、質問を終えますけれども、今やらされていて、本当に本業に差し障りがある不必要な調査、たくさんありますので、今後もそれを一つひとつチェックをしていきたいと思います」と述べて質問を終えた。

ABEMA NEWS)

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