「学費が何倍も違う…」日本人留学生が明かす実態とは
例えば1000円あった場合、現在のオランダでどの程度の食事ができるのか…。
「おそらくコーヒー1杯くらいで終わると思う。おそらくスーパーなどに行っても、出来合いのサンドイッチ1パックくらいしか買えないと思う。(Q. 飲み物とサンドイッチの2つ買うことさえ難しい?)どちらかになってしまうと思う」
栄養学も学んでいることで自炊は苦ではなく、食費はかなり抑えられているというが、高いのは食事だけではないようだ。
「(家賃は)13万1600円。キッチンと自分のシャワールームがある。あとは全部インクルーシブで、電気代、ガス代、インターネット代も全部込み」
光熱費などは家賃に含まれているため、一見、負担は少ないように見えるが、実際はかなりの節約を強いられているという。
「おそらく上限が決まっていて、電気や水道を使いすぎると後で請求が来る。ポーランド人の友達は、『ものすごい請求額が後から来た』と言っていた。ただオランダは寒く冬は本当に冷えるので、『何時から何時はつけてこのタイミングで消そう』と“暖房マネジメント”をしないと、いつの間にか電気代がすごくかかっている。(お湯を)多めに沸かしておいて、湯たんぽ入れたり、シャワーを爆速で浴びたりしている」
洗濯にも工夫をしながら、悩みも絶えないそうで…。
「プロパティによるが洗濯に3ユーロ、乾燥にまた3ユーロかかる。私それが嫌で洗濯機を使ったことがなく、全部手洗いしている。特に冬は服が分厚くなり手洗いするのがすごく大変で、冬は乾燥で手荒れもひどくなってくる」
現地の物価高には覚悟して日本を発ったものの、それでも計算しきれなかった誤算が2つあったと吉田さんはいう。
「1つ目は、こんなに円安がひどくなる予想もしていなかったということ。約10年前は1アメリカドルも120円、ユーロ140円ほどの世界線だったと思うが、私は今200円だと思って計算している」
「2つ目は、奨学金がないということ。見つかると思っていたが蓋を開けてみたらなくて、その現実にすごくがっかりしている。そもそも私のように、海外の大学に正規で入学したい人向けに支給される奨学金がまずない。あったとしてもいろいろな制限があり、なかなか自分の条件に合うものがないというのが現状」
なぜこのような苦しい状況になるのだろうか。背景の一つに“学費の差”があるという。
留学生の苦境の背景に“学費の差”
