劇場版『魔法科高校の劣等生 四葉継承編』が、5月8日に公開される。本作は2014年にTVアニメ第1シーズンが放送された『魔法科高校の劣等生』シリーズの最新作にあたり、原作小説第16巻で描かれた《四葉継承編》のエピソードがアニメ化される。キャッチコピーの「いま明かされる、「最強」の真実。」の通り、達也と深雪の兄妹の秘密について解き明かされる重厚な物語だ。
本記事では『魔法科高校の劣等生』シリーズにて、主人公の司波達也を演じてきた中村悠一にインタビューを実施。10年以上にわたる長期シリーズのひとつの山場となる本作について、話を伺った。
中村からは「今回のお話は特にですが、ネタバレ(となる核心部分)の先にさまざまな感想が出てくるんです」と、公開前ゆえに物語の全容に触れるのが難しいという前置きがありつつ、「ぜひ見ていただいた上で、各々の立場や登場人物たちのこれからの在り方がどう変化していくのかを想像していただいて、いつかその先の物語も(アニメとして)描けることを楽しみに待っていただければと思います」というメッセージを受け取った。
中村が演じる達也に注目しつつ本作の見どころをまとめていく。達也は四葉本家で開かれる元旦の集まり〈慶春会〉へ参加するよう招待状を受け取った深雪とともに、四葉家次期当主をめぐる謀略が渦巻く中に身を投じていく。達也の《四葉継承編》における立ち位置についての質問には「達也は物語を動かす役目ではないので受け身なのですが、メンバー的に戦える人物が少ないですし(深雪を守るための)戦闘シーンはやらせてもらっていますね」と回答してくれた。
『魔法科』シリーズでは、達也をはじめとした魔法師たちの迫力ある戦闘シーンが描かれてきたが、本作でも楽しみなポイントになるだろう。また、達也といえば『魔法科高校の劣等生 追憶編』でも一端が明かされたように、感情の起伏が小さく冷静沈着な性格も特徴だ。本作では四葉家の秘密についてなど、『魔法科』シリーズの根幹とも呼べる部分が明らかになっていくが、そのために重厚な会話シーンが多く描かれていく。
緊張感ある会話シーンを演じる上で、アフレコにおいて本作ならではの要素があったのかを尋ねてみる。中村は「(達也は)感情的なキャラクターではないので、衝撃があったとしてもその受け方やリアクションの取り方について、そこまで表情に出さないのかなと思っていましたが、ここは演出上強く驚いてくださいというような指示をいただきました」と語る。
深掘りしていくと「その逆で自然に受け止めてくださいということもありましたね。達也の気持ちの強弱とは違う部分で、演出的な面でのディレクションはありました」とのこと。
アニメは当然のことながら役者の演技だけではなく、作画や撮影によって作り出された映像と音楽などがかけ合わさって作られていく。兄妹や四葉家の秘密について知った達也がどのような受け止め方をするのか、中村の芝居はもちろん、映像としてどう表現されていくのかにも注目したいところだ。
「目的は深雪を守ることなので」




