続けて「AIの安全性やセキュリティの確保は、AIの利活用の促進のみでなく、経済安全保障の観点からも極めて重要です。機能強化がされたAISIとも協働し、企業や研究機関等が有する高度なAIの技術動向や国際情勢等について情報収集・分析を行いながら、経済安全保障の確保に必要な取り組みを推進してまいります」と述べた。
河合議員は、データのセキュリティ確保の問題も取り上げた。「経済安全保障法制の重要論点として安全保障上重要な民間保有データの防護やデータセンター・クラウド上の大量データの管理が挙げられます。従来不正競争防止法や外国為替および外国貿易法によって情報管理が担保されてきましたが、デジタル化の進展や生成AIの技術革新を踏まえた上で安全保障上重要なデータのセキュリティを確保するための施策を講じる必要があります」と述べると議場からは「そうだ!」の声が飛んだ。
続けて「日本はDFFT(信頼性のある自由なデータ流通)の提唱国として国際的に自由なデータ流通を推進してきました。だからこそデータセキュリティの規律設計は一層の丁寧さが求められます。大臣はデータセキュリティの確保をどのように進めていくお考えでしょうか。対象となるデータごとの性質を踏まえて、施策検討の現状と方向性をお聞かせください」と質問した。
これに小野田大臣は「デジタル化の進展や生成AI等の技術革新に伴い、個人や企業のあらゆる情報がデジタル化され活用されている中で、厳しさを増す我が国の安全保障環境に鑑み、安全保障上重要なデータ等のセキュリティを確保することは重要です。こうした問題意識の下、経済安全保障法制に関する有識者会議において『安全保障上重要な個人に関する機微なデータを防護するための措置や、大量のデータの保存、処理を行うデータセンター、クラウドサービスを提供する者に関する措置を検討することが必要』との提言が今年1月で取りまとめられたところです。その上で、同有識者会議では、措置の実効性や事業者負担等を考慮し、引き続き丁寧に検討を行うことが必要であるとされておりまして、対象とするデータの性質等も含め、同提言を踏まえ、政府として引き続き検討を進めてまいります」と答えた。
河合議員は「本日は特にAI、サイバー安全保障領域に焦点を当てて質問しました。ここから数カ月、今後の経済安全保障上、極めて重要な時期となり得ます。政府には一層の危機感を持って取り組んでいただくことを要望するとともに、チームみらいとしても具体的な提案を進めてまいる所存です」と述べて質疑を終えた。
(ABEMA NEWS)
