将棋の藤井聡太名人(竜王、王位、棋聖、棋王、王将、23)に糸谷哲郎九段(37)が挑戦する第84期名人戦七番勝負第3局が5月7日、石川県七尾市の「和倉温泉 日本の宿 のと楽」で行われている。藤井名人の2連勝で迎えた本局は、相雁木の出だしに。両者の構想力に大きな注目が集まる中、正午になり昼食休憩に入った。
開幕2連勝で防衛4連覇へ向けて好発進を遂げた藤井名人。石川県七尾市を舞台に争われている第3局は、先手の糸谷九段がツノ銀雁木から中住まいに構えると、後手の藤井名人も雁木に組み「相雁木」の出だしとなった。
ABEMAで解説を務める石田直裕六段(37)は、「形勢としては互角。本格的な戦いはまだ先。後手がどうやって陣形を良くしていくか、先手もどういう形が理想形か難しい」と印象を語っていた。
本局の開催地・和倉温泉は、珠洲や輪島など奥能登の玄関口とも言われる名湯。対局場となった「のと楽」の客室や温泉からは、穏やかな七尾湾や能登島を一望する絶景が広がる。2024年1月の能登半島地震、そして同年9月の豪雨災害という困難に見舞われながらも、一歩ずつ復興に向かって進む地域の姿を全国に発信したいと、地元が熱意を持って誘致した。復興の象徴としての意味も持つ本局は、盤上の熱戦とともに多くの注目を集めている。
能登対局を制し、この地に白星を飾るのはどちらか。今後迎える本格的な戦いから目が離せない。持ち時間は各9時間の2日制。
藤井名人、糸谷九段が注文した昼食メニュー




