緊迫したドラフト会議の中で、一際爽やかな風が吹いた。5月9日に放送された『JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026』ドラフト会議。特別実況席で見守っていた昨年10月に昇段したばかりの岩村凛太朗四段(19)が、ルシーグ横浜の森内俊之九段(55)から1巡目指名を受けたのだ。
本大会は『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新企画。全国の6地域ブロックから選ばれた計40名の棋士が、地域の威信をかけて団体戦を戦う。各チームのメンバーは、この日のドラフト会議で監督によって指名される運命。特に若手棋士にとっては、自らの名前が呼ばれるかどうか、人生を左右する大きな舞台となった。
自身の名前が読み上げられた瞬間、岩村四段は目を丸くし、思わず「やったあ!」と声を上げて満面の笑みでガッツポーズ。隣の藤森哲也六段(38)らからも祝福され、「まず指名してくださった森内先生、本当にありがとうございます。名前を知ってくださっているかどうかすら怪しかったので…」と、信じられないといった様子で喜びを爆発させた。
「まさか1巡目で指名していただけると思わなかった」
