しかし、杉本監督は決して下を向かなかった。地域ドラフトでは、前回の地域対抗戦で大活躍した静岡県出身の青嶋未来七段(31)と、富山県出身で自身初のタイトル挑戦を決めたばかりと波に乗る服部慎一郎七段(26)をしっかりと確保。オープンドラフトでは三重県出身の澤田真吾七段(34)と愛知県出身の柵木幹太四段(26)を指名し、「地域の1巡目、2巡目に入れたいぐらいの棋士だった」と確かな手応えを口にした。
「藤井竜王・名人と豊島九段を残念ながら引き当てられなかったんですけど、そういう意味では満足しています」と語り、選んだ4人が全員中部所属の棋士であることを強調した杉本監督。「このメンバーでやっていきたいと思います」と語るその言葉には、逆境をバネにする力強さが込められていた。地元愛で結束した「新生・中部」の逆襲が、いま始まる。
◆JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026 超早指しの『ABEMAトーナメント』と『地域対抗戦』が融合した新シリーズ。全国を6つの地域ブロック(関東・関西は各2チーム)に分けた全8チームによって競う団体戦。各チームは8名の監督と、ドラフト会議で指名された棋士4名の計5名で構成され、総勢40名が地域の威信をかけて戦う。5月下旬から予選がスタートし、勝ち上がったチームによる準決勝および決勝戦は8月に生中継で実施される。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

