過酷な運命を乗り越え、中部の絆がより強固なものとなった。5月9日に放送された『JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026』のドラフト会議。中部トライキングスの杉本昌隆八段(57)は、エース格をくじ引きで逃すという試練に見舞われながらも、地元・中部ゆかりの精鋭たちをしっかりと結集させた。
『JEMTCスペシャルABEMA地域トーナメント2026』は、2018年開始の『ABEMAトーナメント』と、地域密着型の『地域対抗戦』を融合させたオリジナル対局企画の新シリーズである。全国を6つの地域ブロック・全8チームに分け、計40名の棋士が戦う。各チームのメンバーは、この日のドラフト会議にて監督の指名によって決定された。
新ルール「オープンドラフト」の導入により、中部の二枚看板であった藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、23)と豊島将之九段(36)が地域枠から外れるという大波乱。杉本監督は両者の獲得を目指して抽選に挑むも、まさかの連敗を喫してしまう。事前インタビューで「床に崩れ落ちた」と語っていた悲劇が現実となり、実況席からも心配の声が上がるほどだった。
「このメンバーでやっていきたいと思います」
